Cut&Rod 写真集&ポスター

Photographs & Poster

静岡の旧車フリーク集団「Cut&Rod」。イベントにも積極的にエントリーし、その技術の高さ・こだわりから専門誌に取り上げられることも。メンバーそれぞれが日々情報交換しながら、独自の世界観でレストアを楽しんでいる。 そんな「Cut&Rod」から、以前仲間内で行った撮影会の出来に満足できなかったという話をきき、せっかくいい素材があるのにもったいない!それならばソレックスのブレーンやスタッフの能力を駆使しクオリティの高い写真を撮影して、写真集やポスターを作ろう!といったところから、企画がスタートしました。
コンセプト 「不完全」「経年劣化」…ありのままを格好良く 逆光、写り込み、ハレーション、キズやサビをすべて写しだし、ツルツルピカピカのデジタル処理過剰傾向へのアンチテーゼを示す。「不完全」「経年劣化」…そんなありのままの格好良さを表現することを基本コンセプトとしました。
スタッフ顔合わせ アイデア増殖中 かなりの多人数での撮影となるので、いつも撮影の案件でお世話になっているRainbow Productionプロデューサーの百田さんに協力を頼むことにしました。Cut&Rodのことや、写真集のコンセプトを話すと「おもしろそうですね…ぜひやりましょう!」と、ノリノリで快諾。カメラマンもご紹介いただけることに。ありがとうございます! そこで出会ったカメラマン安川啓太さんは、その土地や人間の息づかいが聞こえてくるような(陳腐な表現ですいません…)、空気感のあるすばらしい作品を撮り続けている方でした。写真集のコンセプトにもぴったりマッチ。話しているうちにアイデアが広がっていき、ページ数・カット数がどんどん増えていきます。そこでメインのカットは安川さんにまかせて、イメージカットやヨリのカットは、弊社坂佐井、百田さん、さらに百田さんのお声かけによりご協力いただいたカメラマン桜田さんの3人で分担して撮影していく方式をとることにしました。
デザイン制作〜印刷 普段できない手法で試行錯誤 写真集のデザインを考える上で注意したのは、カメラマンの作品集になってしまわないようにということです。そのあたりの事は、今回撮影を引き受けていただいたカメラマンの安川さんも理解を示くれました。そこで写真に様々な加工をしていくことに。印刷した写真をグシャグシャにして重ねてみたり、コーヒーをこぼしてみたり、インクでこすってみたり…。普段の仕事ではなかなかできない手法を試しながら、試行錯誤していきます。また、ロケ地のシチュエーションごとにテーマを区切った構成にし、デザイン処理にも変化をつけます。各テーマの扉ページに配したコピーライター小林氏による含蓄あるキャッチコピーが、全体に流れを作ってくれました。 紙は生成りの風合いがあり手触りも良い、ケナフ100GA(180kg)を選択。特にニス引きなど加工はせず、経年変化によるシワやかすれなども作品の一部と考えました。
「どこでイベント やってるんですか?」 真夏に旧車で長距離移動はツライ、台数が多い、メンバーの都合、等々の事情を考慮しつつロケ地を絞っていき、最終的に静岡県某所にて撮影を敢行。事前に核となるカットだけ決めておき、後は現場判断で撮影していきます。カメラマンは計4名。「Cut&Rod」メンバーはプロのモデルではないので、イメージカットは身構えられないようこっそり隠れながら撮影。数カ所あるロケ地周辺には、大きな駐車場のあるコンビニ等があり、途中休憩をはさみつつ集団で移動します。さすがに何十台も旧車がつらなると注目を集めてしまい、中には「どこでイベントやってるんですか?」と聞いてくる人も。移動先のロケ地が不測の事態のため急遽使用できなくなるというトラブルが発生するも、そこは臨機応変に。土地鑑のあるメンバーの方に、いいロケーションの場所を教えていただき、今回のメインイベントであるパノラマ撮影を含め撮影は無事完了しました。